中古マンション 東京 23区

中古マンション内の鉄筋(東京の場合)

中古マンション内のコンクリートが中性化すると、コンクリート内の鉄筋が錆びやすくなるので、耐久性に
悪影響を及ぼします。
中性化の進行を遅らせることができれば、耐久性も向上するわけですが、コンクリート
が中性化する最大の要因は、大気中の二酸化炭素に接することだと考えられています。し
たがって、コンクリートの中性化の進行を防ぐには、鉄筋の表面から大気までのコンクリ
ートを厚くすればいいわけです。
コンクリートの表面から鉄筋までの距離のことを「かぶり厚」といいます。マンション
の土に接しない部分の柱、梁、耐力壁は三〇ミリ以上、耐力壁以外の壁、床は二〇ミリ以
上と建築基準法で定められています。この数値は最低基準で、厚くなるほど耐久性が向上
すると考えられますが、「基準+二〇ミリ」も厚くする場合はメッシュなどの対応が必要
です。

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、水セメント比とかぶり厚の標準値を定めています。
住宅性能表示の等級二(公庫・耐久性仕様と同じ)の場合、水セメント比五五%のコンクリートを使うと、壁のコンクリートのかぶり厚は屋内側二〇ミリ、屋外側三〇ミリとしています。
同様に、水セメント比が六〇%になると、かぶり厚はそれぞれ三〇ミリ、四〇ミリと厚くなっています。水セメント比が高くなると、コンクリートが中性化する速度が速くなるので、その分かぶり厚を厚くして中性化を防ぐようにしているのです。
また、等級が三になると(等級が高くなると)、水セメント比が同じならかぶり厚が厚く、かぶり厚が同じなら水セメント比が低くなっています。
なお、ニュートンの数値と同じく、水セメント比もかぶり厚も構造図面の特記仕様書に
記されています。